異次元の少子化対策案のひとつにあがっている
「産休育休 学び直し」
「育休中のリスキリング」
が話題になっていますね。
ニュースを見てなんとなく不信感を抱いたワーママさんも多いのではないでしょうか。
「異次元の少子化対策」といわれていたので、どんな対策案がでてくるのか楽しみにしていました。
わたしは第一子の育児があまりにも辛く「子育てがツライ・向いていない」「仕事をしている方が楽だったかも」と切実に思い、第二児にいまだに踏みきれずにいる当事者です。
働いていた時は仕事の責任や目標、職場の人間関係などもちろん日々ストレスと戦っていました。日曜日の夜になると深~いため息をついてばかりでした。それでも自由でした。
「育休に入れば休める!」と思っていたのも正直なところ。しかし現実は、まっったく思い通りにならない子育てに驚きと絶望、とにかく「いつになればこの辛い時期はおわるのだろう…」とゴールの見えない状態で毎日スマホ片手に検索魔となる毎日をすごしました。
キャリア志向の女性で同じ経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これから出産や育児を控えている女性にこんなママもいるんだなと、ひとつのケースとして読んでもらえたら幸いです。
はじめての育児3つの心得
育休中は「ワンマンブラック企業」に勤めていると思った方が良い!
24時間やすむ暇なく社長(わが子)からの急なクレーム対応(泣いてお知らせ)。
クレーム対応(おしっこのおむつ替え)をした直後に二次クレーム発生(うんち投下)。
オマエがもたもたするから余計に腹が立つんだと注意され(ギャン泣き)。
ようやく食事休憩(授乳タイム)できたと思ったら、まだ食事はできてないのかと叱責(上手く飲めず止まらないギャン泣き)。
お昼だけならまだしも、夜になにをしても泣き止まないときは、「今日は夜勤だ」と自分にいい聞かせていました。
介護職の友人が「仕事の夜勤よりも辛いよ(笑)」と言っていた意味が自分が産んで理解できました。
育児書どおりの育児はできない!
わたしは生れる前にかなりの育児書を読み漁りました。
だいたいの育児書にミルクは3時間に1回あたえましょう。と書かれていたので、「その間は眠れる!楽勝じゃん」と思っていましたが、それが間違いでした。
実際には飲んですやすや眠ってくれるわけはなく、
・おむつを替え
・30分授乳
・うんちして、またおむつを替えて…
この間、授乳以外は理由もなくずっと泣いていて。
1時間あやしてようやく眠ったと思えば、もう3時間経っていたりして。
ありがたいことに完母だったわたしはミルクの準備や洗い物がなかったものの、母乳過多でわが子が吸うのが上達した3か月目までは痛みと搾乳の時間もあり、3日間ぐらいは貫徹した記憶があります。
ちなみにわが子は、背中スイッチが強烈でスクワットしながらの抱っこなら寝てくれたものの、一切おろすことができませんでした。
日中の8時間、抱っこし続けるのみの業務をこなしながら、自分のごはんやトイレ、家事をしていました。顔をあらう時間もなかったと思います。。。
キラキラしたSNSは遠ざけるべし!
寝ないわが子、泣き止まないわが子、産まれる前に見ていたことがまったく想像だにしておらず、ひたすらググってました。
すると同じ月例なのにキラキラしたママと子どものすやすや寝てる姿のSNSをみては「泣きやますことも、下におろすこともできない自分」に本当に落ち込みました。
それだけではなく、自分の身なりも整えられず、栄養のない食事をする自分の母乳に栄養があるのだろうか…?など産後うつに片足突っ込んでいたので、片手にはスマホ、もう片手にはわが子のスタイルで1日中すごしていました。
今思えば、赤ちゃんにも個性があるので、わが子は「寝なくて敏感な子」な赤ちゃん期だったことは分かります。
しかし両家の両親も遠く、夫は交代制勤務で夜勤もあり、休日は週に1度のブラック企業勤め(笑)だったため、頼れる人が身近におらずスマホをお友達にしてしまっていたことが自分で自分の首をしめていました。
SNSは投稿できる余裕があるからするわけで、余裕のないママは余程のことがない限りは見ない方が心の安定が保てます。
育休中の本当に役立ったもの5選
身近に頼れる人がおらず、ワンオペだった時に私が本当に助かったもの5つです。
・時短家電(ドラム式洗濯機)
・Amazonプライム会員
・Amazonプライムビデオ
・冷凍弁当
・ワイヤレスイヤホン
時短家電(ドラム式洗濯機)
子どもと衣類をわけて洗濯したり、吐きもどしなど、とにかく洗濯物が増えます。
天気の悪い時期の乾かない問題に悩むことがありませんでした。干す時間って実は結構おっくうで、衣類乾燥付きの洗濯機さまさまでした。
Amazonプライム会員
子どものおむつの消費の速さたるや「秒速」です。
サイズアウトも一瞬。なのに買いに出られない…。Amazonプライム会員になったことで田舎に住んでいますが、はやくて翌日、遅くとも2日後には確実に届いてくれて本当に助かりました。
Amazonプライムビデオ
Amazonプライム会員になったら無料でプライムビデオを観られるのですが、このサブスクのためだけに契約しても良いほどです。これを機に日中の過ごし方が格段に良くなりました。
これまでドラマとは無縁だったのですが「コウノドリ」を観て産後うつになる回が自分に重なり、めちゃくちゃ泣きました。
Amazonプライムビデオ「30日間の無料体験」はこちら冷凍弁当
朝は軽くパンやシリアルのような簡単に準備できるものでも良いのですが、お昼や夜ご飯は作る時間がありませんでした。
近くに宅配サービスもウーバーイーツもない田舎で、スーパーのお惣菜だと日持ちしないなどの困ったを解決してくれました。
車で30分ぐらいのところにマックスバリューがあるので、バランスがとれていて、レンジで温めるだけの冷凍弁当を食べていました。おそらく7種類ぐらいあり、ルーティンしても毎日ちがうメニューを1週間食べられました。
プラの容器を捨てるだけだったので洗い物もなくめちゃくちゃ助かりました。
SDGsの観点からは遠ざかりますが、そのぐらいしても罰があたらないぐらい時間もこころの余裕もありませんでした。
ワイヤレスイヤホン
わが子は抱っこでスクワットをしないと寝てくれませんでした。
また、1日中子どもの泣き声を聞くのが辛すぎるときに癒されました。
日中はプライムビデオを観られましたが、夜や静かにしていないと寝てくれない時はワイヤレスイヤホンを使って音楽を聴きながら過ごすことができました。
ワイヤーが絡まったり、スマホを入れられるポケットがないと、、、などの不便さから解放されました。
まとめ
過酷な育児生活をして、つねに寝不足で頭がまわらず、休みたいのに自由にやすめないのが「育児休暇」です。「休暇」と書くからひまを持て余すような印象を抱くのではと思います。
働くママ・ワーママさんは、育休中ただでさえ社会から取り残されたような感覚になっています。余裕があったり、余裕がなくても学びたい人は政府が用意しなくても自力で学びます。
異次元の少子化対策をするのであれば、もっともっとママ目線を取り入れてほしいです。
地方であっても都会と同じ産後ケアホテルがあったり、育児サービスの拡充、保育園の一時利用のハードルを下げる、異次元でなくても地方格差がない状態にしてもらえるだけで救われるママはたくさんいるのではないでしょうか。
異次元の少子化対策の今後が気になります。
リスキリングで副業ブログ
育休中のすき間時間を利用して副業ブログに挑戦するママも多くなりました。
ムリをする必要はありませんが、趣味と実益を兼ねたブログは育休中の最適な学び直しになるかもしれません。